FORTUNA通信 vol.3|小麦を手放した私が、米粉のお菓子に出会うまで
北海道・芽室町で、シャルキュトリとプラントベース菓子を届ける「Food Labo FORTUNA」。
2026年3月発行の「FORTUNA通信 vol.3」では、TSUMAが米粉のお菓子を作るようになったきっかけについてお話しします。
パンやお菓子を作ることが大好きでした
20年ほど前、私は自宅で小麦のパン教室を開いていました。
小麦のパンやお菓子を作ることも、食べることも大好きでした。
ところが、その頃から原因の分からない不調が続くようになりました。
後になって、その不調が小麦粉に関係していることが分かりました。さらに時間がたってから、パン教室をしていた頃に小麦粉に触れる機会が多かったことも、原因の一つだったと知りました。
大好きだったものを、すべて手放しました
突然、小麦が駄目になってしまいました。
作ることが大好きだったので、「もう作れない」「もう食べられない」と、とてもショックを受けました。
小麦を完全に控える生活を2年ほど続け、治療も受けました。現在は小麦を食べられるまでになりましたが、当時は本当に悲しかったことを覚えています。
あれほど好きで、仕事にまでしていたものを諦めなければならない。
持っていた小麦粉のレシピ本を処分し、パンやお菓子作りに関するものをしまい込みました。
お菓子作りそのものを、長い間封印していたように思います。
米粉なら、また作れるかもしれない
しばらくして、少しずつ米粉が身近なものになっていきました。
私がパン教室をしていた頃や、体調を崩した頃には、米粉の商品やレシピは今ほど多くありませんでした。
販売されている米粉の商品も、当時の私には「小麦の代わりに食べるもの」という印象が強く、心からおいしいと思えるものには、なかなか出会えませんでした。
しかし、次第に米粉そのものを購入しやすくなり、レシピ本やインターネット上の情報も増えていきました。
それを見て、
「小麦粉ではなく米粉に変えたら、また作れるかもしれない」
と思うようになりました。
大好きだった粉ものやお菓子作りを、もう一度始められるかもしれない。
そう思えたことが、とても嬉しかったのです。
そこから、私の米粉のお菓子作りが始まりました。
卵や乳製品を使わないお菓子との出会い
米粉のお菓子を作り始めた後、卵や乳製品を使わないレシピにも出会いました。
実際に作って食べてみると、驚くほど軽く感じられ、それでいておいしかったのです。
「これは、とてもいいかもしれない」
と思いました。
小麦を使わないことだけでなく、卵や乳製品を使わなくても、おいしいお菓子を作れる。
その発見が、FORTUNAでこれから作っていきたいお菓子につながっています。
代わりではなく、おいしいから選ばれるものを
米粉のお菓子を、小麦のお菓子が食べられない人だけの「代わりの食べ物」にはしたくありません。
小麦を食べられる人にも、卵や乳製品を食べられる人にも、
「おいしいから、これを食べたい」
と思ってもらえるものを作りたいと考えています。
食べられるものが違っても、同じテーブルを囲み、みんなで同じものを楽しめる。
FORTUNAでは、そんな米粉のお菓子を目指していきます。
FOOD LABO FORTUNA
シャルキュトリとプラントベース菓子
〒082-0030
北海道河西郡芽室町本通2丁目10番地1
Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/qRQ8zRyGWYac7r697
※この記事は、2026年3月に発行した「FORTUNA通信 vol.3」の内容をもとに再編集しています。本文中の体調や食後の感覚については、TSUMA個人の経験と感想です。
